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02 ウルトラデフォームドワイヤー

モーターコイルを 高い占積率で巻ける 断面形状が変化する、新しい平角線素材の登場です。

平角線の厚みと幅を可変できる、
いままでにない部品素材

断面積が一定のまま自由に変化させることで導通性能を損なうことなくモーターコイルなどを製作 することが可能に。平角線の厚みと幅を可変させることで今までになかった新たな部品を開発する事が出来る「ウルトラデフォームドワイヤー」を開発しました。

ウルトラデフォームドワイヤー説明図
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コイル巻線の占積率をアップすることができ、電気抵抗を抑えることでモーター発熱を低減する効果が期待されます。

一般的なマグネットワイヤーは丸線ですが、昨今占積率を上げるために平角線の検討が進んでおります。
弊社のウルトラデフォームドワイヤーは、更に占積率UPを目指すために開発した特殊異形線です。 断面積が一定のままスタートとなる断面のT×WとエンドとなるT×Wのアスペクト比を変化させました。このワイヤーをコアに巻くとテーパー型のコイルが完成します。そのコイルをステータに並べるとコイル同士の隙間が開かない高占積率のモータを目指すことが可能となります。

平角線とウルトラデフォームドワイヤーの比較図 占積率アップ、抵抗値軽減に貢献いたします
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他用途向けでも
試作開発から対応します

(銅以外でも是非ご相談下さい)

製品概要

断面形状が変化する3D異形線 
断面積可変も対応可能

この平角線ではご注文によって断面積を保つ以外に断面積を可変させることも可能です。下記のような自由な平角線の設計が可能となります。素材は銅以外でもご相談ください。また他用途向けでも試作開発から対応します。

加工イメージの例(形状例)

厚みと幅のアスペクト比を自由に変化させることが可能な伸線加工方法。
例①の様に断面積が一定のまま段階的に可変させる事や例②の様に厚みは一定のまま幅を可変させることも可能です。

例1
厚×幅が一定で途中から変化させた後、違う厚×幅で一定の場合 ウルトラデフォームドワイヤー加工イメージ、断面積一定
例2
厚みは一定のまま幅を連続で変化させる場合 ウルトラデフォームドワイヤー加工イメージ、厚み一定のまま

仕 様

断面積: 5㎟ ~ 20㎟
※設備検討によりそれ以外の使用も可能
販売形態 : コイル or バー
※コイルの場合は起点マーキングを準備しております。
ウルトラデフォームドワイヤー納品形態(コイル、バー)

期待される用途

・各種モーター開発

  • EV自動車EV自動車
  • 農機農機
  • 建機建機
  • ドローンドローン
お問合せ

ウルトラデフォームド
ワイヤーの
試作承ります。